ある意味とても衝撃的だったので、冷めないうちに記しておく。
馬歩は楽だ。何が楽かというと、腰が楽なのだ。
今朝は8時の段階で既に5センチを超える積雪。しかも湿り気の多い雪だったので、旗に溶けてややこしくなる前に雪かきをしてしまおうと外にでる。最近はプラスチック製の軽い雪かき用スコップを使う人が多いが、当家にそのようなものはない。先端が四角いオール鉄製の代物だ。こいつを使って町内の向こう三軒両隣の雪をかく。
沖縄は石垣島で買ったクバ笠をかぶり雪をかいていったが、二〇年も前に買ったので、とうとう顎ひもが切れた。短いひもでごまかして結んでつづけた。なるべく全身を使って効率よく動こうとしてみたが二件分も雪をかくと腰が痛くなってくる。笠のひもも緩んでくる。付け替えるのも面倒なので頭にのせたまま作業をした。笠を落とさないように幾分腰をおこして身体を立ててやってみたのだが、実はこの方がはるかに腰が楽だった。歴然とした違いに驚いた。そこで、改めて、脚は馬歩にして、撞掌の要領で右から左へと重心を動かし、脚と胯を使って(腕の力は極力使わず)雪を退ける。本当に少しも腰が痛くない。そうか、だから腰を立てて馬歩を作れと言うんだ。
