そうけんにっき

ひょんなことから始めた中国武術。格闘技経験もなく40を超えてからの無謀な挑戦、はたまた最高の養生か。 70歳で無頼な若造を指一本で吹っ飛ばすのを目標に、さらに30年の修行は続く…?

◆ カレンダー(月別)

12 ≪│2009/01│≫ 02
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

◆ カテゴリー

◆ 最近の記事

◆ 最近のコメント

◆ 最近のトラックバック

そうだったのか!
ある意味とても衝撃的だったので、冷めないうちに記しておく。

馬歩は楽だ。何が楽かというと、腰が楽なのだ。
今朝は8時の段階で既に5センチを超える積雪。しかも湿り気の多い雪だったので、旗に溶けてややこしくなる前に雪かきをしてしまおうと外にでる。最近はプラスチック製の軽い雪かき用スコップを使う人が多いが、当家にそのようなものはない。先端が四角いオール鉄製の代物だ。こいつを使って町内の向こう三軒両隣の雪をかく。
沖縄は石垣島で買ったクバ笠をかぶり雪をかいていったが、二〇年も前に買ったので、とうとう顎ひもが切れた。短いひもでごまかして結んでつづけた。なるべく全身を使って効率よく動こうとしてみたが二件分も雪をかくと腰が痛くなってくる。笠のひもも緩んでくる。付け替えるのも面倒なので頭にのせたまま作業をした。笠を落とさないように幾分腰をおこして身体を立ててやってみたのだが、実はこの方がはるかに腰が楽だった。歴然とした違いに驚いた。そこで、改めて、脚は馬歩にして、撞掌の要領で右から左へと重心を動かし、脚と胯を使って(腕の力は極力使わず)雪を退ける。本当に少しも腰が痛くない。そうか、だから腰を立てて馬歩を作れと言うんだ。



腰(いわゆる腰椎周辺)は前屈みになるとすぐに疲れるし、その疲れが後に引くが、脚と胯の力は強いようで、作業のあとで疲れは残らない。もちろん脚の力がないと身体を起こしての作業はできないだろうが、ある程度の力があれば馬歩の方が身体が楽だと言うことが分かった。八卦掌の練習では何もものを持たないし、仕事をするわけではないので今ひとつ実感がなかったが、実労働をしてみると、馬歩で中正を保った方が力を出せるという事実が図らずも実証された。
甲野善紀さんが、身体を使った労働の楽しさを、大工仕事を例にとってHPに書かれていることが多いが、身体の使い方に興味を持って武術を始めるようになると、こういう雪かきのような、あるいは薪割りのような、一見単純な反復動作は格好の実験になる。一回二回ではなく30分、1時間という長さで行うと、無駄な動きや無理な動きは長続きしない。必然的に最小限の力で最大の効果を生まなくては仕事にならないし、生活に困る。中国の農民が武術をやったらとんでもない強さになるのがよく分か気がする。太極拳にしても、陳家溝の農民が自分たちの村を守るために身につけていったと聞くが、昔の達人たちはまず、労働で身体ができていて(基本的に力任せではない身体の使い方を知っていて)、その上でさらに鍛え、技術を磨いたのだから、そりゃあ、とんでもない強さを身につけたろうなあ。

45年もこの身体を使ってきて、こんなことに今さら気づくとは自らの不明を恥じる、と同時に、こんな面白い発見は久しぶりなので大変嬉しい。雪様々だ。
 
雪をかいていると、ご近所さんが声をかけてきて、(もちろん雪かきに出てきて)「雪かき太極拳ね」と上手いことを言う。おあともよろしいようで。


今日は八卦掌の講習会だ。夏目さんあたりに、このネタを振ってみよう。楽しみだにゃ〜。












管理者にだけ表示を許可する


トラックバックURL:

◆ プロフィール

ざしきぼっこ

Author:ざしきぼっこ
おかげさまで、小金井教室もなんとか軌道に乗ってきました。とはいえ、二桁会員にはほど遠いので、今後も皆様の応援よろしくお願いいたします。
ブログ開設から2年11ヶ月でアクセス3万回を達成しました。これも飽きずにおいで下さる皆様のおかげです。記念に顔出しします。のだめ本放送の頃に撮ったものでいささか古いのですが…。

◆ FC2カウンター

◆ ブログ内検索

◆ リンク

このブログをリンクに追加する

◆ RSSフィード

◆ Powered By FC2ブログ

Powered By FC2ブログ
ブログやるならFC2ブログ


copyright 2006-2007 そうけんにっき all rights reserved. powered by FC2ブログ. designed by ダイエット.
FC2ブログ