風もほどよく、日差しは強いはずだったが爽やかなものだった。
そんな日の午後、私はボランティアで小一時間ほど畑を耕した。
ネコの額ほどのちいさな畑を掘り起こし、あぶらかすをすきこんだ。
鍬を振るっていると、じきに腰(文字通り腰椎にかかる部分)が痛くなる。
そこで、一回一回振りかぶって、身体全体をかがめて耕すのはやめた。
腰は予め折っておく。
つまり、背中は伸ばし、尻を突き出す形で、ようは股関節で身体を折り曲げるのだ。
そうして、両腕で少しずつ土を掻いていく。
この方がうんと楽で、十分に仕事もはかどっていくのだ。
以前、腰痛のないアフリカの人々の姿をTVで見たので、それをまねてみたのだが、実際にこんなに違うのかと驚きとともに発見した。
もちろん、腕の使い方は一方に負担がかかって手の皮がむけるのもイヤなので、ほとんど同じくらいの力加減で、どちらかが先走ることもないようには気をつけた。
「身体全体を使うほうが、楽に仕事ができる」と思っていたが、今までの鍬の使い方は、実は全体を使っているようではなく、腰だけを酷使していたのだと思う。
こういう発見をさせてくれるから、一定時間以上の身体を使う仕事というのはおもしろいのだ。
とくに、道具を使う場合にそれが顕著になる。
いい汗もかいて、気分は爽快だった。
今日の練習
20:20~30 車内
22:45~23:15 室内
丹田功
首・肩ほぐし
股関節ほぐし
筋膜リリース
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